森のせせらぎ2.5ブログ

日常に起きるできごとを徒然に・・・

蠍火 その2

さそりの言葉に じーーんとくるベニマシコ

 

  こどもんころは なんだか よくわかんなくて 数ページめくって 放り出した この本、とりあえず 蠍の話のところだけ拾い読み・・

 

 

それは、

銀河鉄道の夜の一節から・・

一匹のさそりと イタチのお話です

 

さそりは小さい虫やなんかを殺して食べていました

ある日、イタチに見つかって食べられそうになり 懸命に逃げますが イタチに押さえつけられそうになって 井戸の中に 落ちてしまいます

どうしても上にあがれなくて 溺れてしまいます・・

 

そのとき、

さそりは 今までいくつもの命をとってきた そんなわたしが イタチに捕まえられそうになり 必死ににげた どうして イタチにくれてやらなかったんだろう そうすればイタチは一日生きのびただろうに

 

溺れ死ぬその間際、

こんなに空しく命をすてず どうかこの次には まことのみんなの幸いのために この体をおつかいください 

と 祈るのでした

 

すると、

さそりの体が 真っ赤に燃えて 美しい火が夜の闇を照らしていった。。。

 

てんびん座と いて座の間にある さそり座

さそり座には、赤く輝く1等星のアンタレスがあるそうです・・なにか神秘的です

 

 

自己を犠牲にして 他を助けることは まことの幸 

まことの幸 それは人としての尊厳を得ることにつながる ということでしょうか?

 

 

人生はサバイバル 与えられた命 とにかく生きぬくことが最重要とかかげる当ブログですが、

蠍火のお話は 深く 深く こころに刺さります。。。