森のせせらぎ2.5ブログ

日常に起きるできごとを徒然に・・・

免税業者

免税業者は ホントにずるいんでしょうか?

 

私は そうは思えないんです。。

いくつか理由があって

 

一つ目は、消費税の仕組みが矛盾に満ちていて・・・

 

消費税は、売上の消費税分 マイナス 経費の消費税分 が 納税額となる

売上が簡単に伸びないと仮定すると、

納税額を低く抑えるためには、経費分の消費税を多くすればいい ということになってしまうんです

 

そこで、こんなのとが起きてしまう・・

会社の社員さんに支払う給料は 消費税が不課税 つまり消費税ゼロ

ところが、

仕事内容は同じのまま 個人事業主扱いにしてしまえば 外注費として消費税が課税

 

そう! 察しのいい方は ピンときますよね

会社は 社員を多く雇うよりも 個人事業主として働いてもらう方が 消費税の納税額が少なくて済むんです‼

 

個人事業主 つまり 免税事業者ですけど、

彼らは 個人事業主となったとたんに 社会保険料全額負担、失業保険なし、基本的には労災なしになってしまうんです

身内の介護とか どうしても正規 雇用を続けられないような人を除けば、多くの人は 自ら進んで不利な道に進む人は少ないんじゃないかしら

ここんとこの非正規の人口の増加率を考えると、こうした消費税のしくみが根底にある気がしてなりません。。。

 

もう一つ、「輸出免税」という仕組みがあるんです

輸出には消費税がかからないんで 

その輸出製品を作るためにかかった国内の経費の消費税分は、還付されるんです。。  

大企業は億の単位で消費税が還付されるという

確かに 国際競争力にプラスにはなっているかもしれないけど

国内の業者との不公平感は否めません

 

そして、なにより

免税事業者の益税なるものは存在しません!

最高裁判決でも、国会答弁でも明確になってます‼

 

 

税の基本は、公正で 簡素であること と謳われています

これから少しづつでも 不公平がなくなるといいと思いますよ

 

人生は サバイバル

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